営業部に配属された!でも正直マーケティング部との違いがよく分からない…
マーケティングと営業、どちらが自分に合ってるんだろう…
社会人1年目、もしくは就活中の学生にとって、マーケティングと営業の違いを理解するは意外と難しいものです。
ただ、実務を経験していない人にとっては無理もありません。
本記事では、マーケティングと営業の違いを理解したいあなたのために、入社後2年でマーケティングと営業を両方経験した筆者が、それぞれの違いを分かりやすく簡単に説明します!
是非、最後までご覧ください。
この記事を書いた人
ご覧いただきありがとうございます!わたしも入社するまでは違いがよく分かりませんでした。
- 某難関国立大学卒業
- 22卒ITベンチャー社員
- 2022年6月にブログ『フレコン』を開設
- 趣味:音楽を聴く/ブログを書く/noteを書く/YouTubeを見る
- マーケティングと営業の違いを一言で説明すると
- 具体的な業務内容の違い
- 実は対立しやすいマーケティングと営業
- あなたが向いているのはこっち!
マーケティングと営業の違いを一言で説明すると
マーケティングと営業の違いは、一言で説明すると「客を集めるか、客に売るか」です。
深堀りしていけば、「営業っぽいマーケティング活動」「マーケティングっぽい営業活動」も存在し、双方が複雑に絡み合っていることが分かります。
しかし、簡単に理解するためには、まずこの概念を理解するのがおすすめです。
それぞれ解説します。
マーケティングとは
「客を集める」のがマーケティングです。
もしあなたが、”速く走れる靴”を開発し、それを売ってお金を得たいとします。
その場合、街ゆく人にやみくもに声をかけてもなかなか靴は売れませんし、売れたとしてもかなり効率が悪いのは想像できるでしょう。
つまり、何らかの形で、「速く走れる靴を買ってくれそうな人」を集める必要があります。それがマーケティングです。
街ゆく人100人と、ランニングが趣味の人100人にこの靴を売るとなったら、絶対後者の方が売れやすいですよね。
営業とは
「客に売る」のが営業です。
上の例で考えると、営業は、マーケティング活動で集めてきた客(=「見込み客」と呼ばれる)に対し、直接「この靴を買いませんか?今の靴よりも速く走れますよ」と売り込むのが仕事です。
よって営業は、その製品がどのくらい優れていて、なぜ今買う必要があるのかを上手に説明しなければなりません。
マーケティングと営業の違いは…
「客を集める」か「客に売る」かである。
具体的な業務内容の違い
客を集める、客に売る…
概念は分かったけど、実際に何をするの?
マーケティングと営業は、具体的な業務内容も全く異なります。
ここでは、新卒2年で両方経験した実体験を踏まえて、それぞれの業務内容をご紹介します。
マーケティングの業務内容
マーケティングの具体的な業務内容は、主に下記のようなものがあります。
- 広告の運用
- 顧客管理と育成
- オウンドメディアの運営
- セミナーの実施
広告の運用は、その名の通りで商品を多くの人に広く知らしめるために、様々な方法で広告を出し、効果を測定しながら運用していくことです。
駅の広告やテレビなどのメディア、インターネット広告やSNS広告など、広告一つとっても幅広い種類が存在します。
顧客管理と育成は、集めてきた顧客の情報を管理して、やり取りの履歴や関係性を可視化するものです。
これをすることで、売れそうな客、まだ売れなそうな客などが分かりやすくなるようにします。
オウンドメディアの運営は、自社の認知を拡大するため、自分の会社でサイトを持ち、コンテンツを発信していきます。
有名なのは自動車メーカーの『トヨタイムズ』などが挙げられます。
セミナーの実施は、自社製品に興味がある人を集めるため、多数に向けて情報を発信することです。
例えば”速く走れる靴”を売りたい場合、「早く走れる方法とは?」というテーマで人を集めて、最終的に自社の靴をPRするといった流れが一般的です。
このようにマーケティングだけでも幅広い業務がありますが、「客を集める」という点で目的は同じです(※顧客管理は「客を育てる」も含む)。
営業の業務内容
営業の具体的な業務内容は、主に下記のようなものがあります。
- 見込み客との1対1での商談
- 代理店との関係性構築
見込み客との1対1での商談では、マーケティング活動によって集められた見込み客に対し、課題やかけられる費用などをヒアリングしつつ、自社製品を売り込みます。
売れる/売れないの単純な業務に見えるかもしれません。
しかし、話し方や資料の見せ方、声のトーンやこまめな連絡等、売れるようにするためのテクニックが沢山存在します。
代理店との関係性構築では、自社製品を売ってくれる代理店をフォローアップし、良好な関係を保つことで製品を売る機会を増やしていきます。
それぞれの業務内容は全社で共通ではなく、会社によって異なる場合がある点に注意が必要です。
実は対立しやすいマーケティングと営業
それぞれ「客を集める」「客に売る」という目的を持った上で活動するマーケティングと営業ですが、実は対立しやすい部署同士でもあるのです。
対立の原因となるそれぞれの主張は、下記のようなものです。
マーケティングの主張
「せっかく客を集めているのに、営業がなかなか売ってくれない」
営業の主張
「マーケティングが集める客の質が悪い。商品をなかなか売り込めない」
この対立はどの会社でもあるある。永遠の課題とも言えます。
綺麗事を言えば不満を持たず商品が売れ続ける状態が一番いいです。
しかし、現実はそうもいきません。
マーケティングはより見込みの高い客を集めること、営業はどんな客でも売り込めるスキルを付けることを目標に日々業務を遂行します。
あなたが向いているのはこっち!
双方経験したうえで、マーケティングと営業にはやはり向き不向きがあるなと感じます。
様々な側面から適性を考えることができますが、ここでは簡潔に、それぞれに向いている人の特徴をお伝えします。
まずマーケティングに向いているのは、下記のような人です。
- 数字の分析が好きな人
- 人とのコミュニケーションより、黙々と考えるのが好きな人
筆者は現在はマーケターなので、こちらについてはより詳細に別の記事で解説しています。併せてご覧ください。
次に営業に向いているのは、下記のような人です。
- 人とのコミュニケーションが好きな人
- 自分の成果を明確に見たい人
②に関して、営業は売るか売らないかのシビアな世界です。
売上を作れないとなかなか苦労しますが、売上を作れる人は会社のヒーローとも言えます。
自分の成果が確実に会社に貢献するので、自分の成果を明確に見たい人は非常に向いているでしょう。
まとめ:マーケティングと営業は似て非なるもの
それでは、本記事のまとめです。
- マーケティングは「客を集める」、営業は「客に売る」という違いがある
- それぞれの目的に沿った業務がある
- 双方には明確な向き不向きがある
最後までご覧いただきありがとうございました!
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